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木造建物の修復・耐震補強

柏崎市内で修復再生のご依頼をいただいている建物、その大規模リフォーム現場では、いま“足固め”という作業が行われています。 「夏を旨にすべし」といわれ、これまでつくられてきた日本の木造建築は、神社仏閣から、古民家・一般住宅まで、少し前までは壁の量に頼らない、柱と梁、土台など、4寸以上のやや骨太の構造体を釘金物に頼ることのない“木組み”という考え方で、つくられてきました。 壁がなくても地震や大風でなぜ建物が倒れないのか、その考え方の根っこにあるのが、この木と木を相欠きにして(渡りアゴといいます)組んだりといった、様々な継ぎ手と仕口の刻み方、組み方にあるのです。

なかでも中越地震などで多くの建物の被害を目のあたりにし、それでも驚くほど被害の少ない伝統的な木造建物なども数多く調べてきたなかで、改めて認識したのがこの“足固め”。
たとえて言えば、スキーに乗るときに、足首を固定した専用のブーツでスキーを操作するか、それとも、足首からスネにかけて自由に動く普通の靴で、ターンをすることとの違いでしょうか。 足首を固定することで、力をうまくコントロールするのが、この足固めなのですね。

開放的につくられた日本建築の良さをそのままに、さらに強くするための工夫を施しながら、修復工事は進んでいます。

木造補強02      木造補強01
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3月のイベントの報告

いつも訪ねてきて来てくださっている皆様には、申し訳けありませんでした。
しばらくぶりの更新となりました。

新月伐採も、予想外の大雪でたびたびの延期、それでも3月13日には、木の家づくりシンポジウムとあわせて、20余名の方のご参加のもと、無事行うことができました。

新月伐採1003-1  新月伐採1003-2

津南町、車を降り雪の壁に挟まれた回廊のようになった道を歩いて、脇につけられた小径に足を踏み入れると、樹齢70~80年の大きな杉の木が・・・
みんなで見守る中で、いよいよ新月直前の伐採がはじまります。
やや遠巻きに見守るなか、チェンソーの音と、クサビを打ち込む乾いた音が山にこだますること約5分。 いよいよ倒すかというところ、しーんと静まり返った中で木を背にして上を見上げ、倒す方位を見極める若い木こりさん。
最後のチェンソー入れ、そして楔を打ち込むと、かすかに空が(木が)動いたような気配。
スーーッと倒れはじめると、次の瞬間大きな地響きと、巻き起こる風。
一瞬間をおいたあと、まわりから大きな感嘆の声があがりました。

ほとんどの方が伐採ははじめてというご参加された方々からは、「山のいのちをいただいて、木の家をつくることの意味を改めて考えた」「末娘一人だけでなく、今度は上のお兄ちゃんもつれてきたい」「こんな身近なことなのに、今まで木のことを考えたこともなかったのが不思議。もっと勉強しなくっちゃ」等々・・・、様々なご感想をいただきました。